トピックス(2016年)

EGU(欧州地球科学連合)大会にて発表

2016年4月、オーストリアのウィーンで行われた EGU(欧州地球科学連合)大会で、長大横ずれ断層の強震動予測手法(壇・他,2011)の検証に関する研究成果を発表しました。
発表内容は1999年トルコ・コジャエリ地震を対象とした地震動評価結果の検証で、観測記録との一致度は高く、長大横ずれ断層の強震動予測手法の妥当性を示しました。
発表後は、海外の研究者と充実した議論が交わされ、研究を進めるにあたって非常に貴重な機会となりました。

活断層巡検

2016年9月、山陰・近畿地方の活断層巡検を行い、花折断層帯、山田断層帯、郷村断層などを巡り、段丘面の変位や破砕帯、変状露頭の様子を観察しました。そのほか、 2億8千年前に海底25kmの深さにあったモホ面が造山運動によって地表に現れた露頭を観察したり、溶岩が冷えて固まった柱状節理が見られる玄武洞・青龍洞を見学しました。
悠久の時を経た大地の営みに触れ、更なる研究への意欲を新たにしました。