トピックス(2017年)

地盤工学会論文賞(英文部門)、日本建築学会賞(論文)受賞

吉田順副所長が平成28年度地盤工学会論文賞(英文部門)を 「The effects of block shape on the seismic behavior of dry-stone masonry retaining walls: A numerical investigation by discrete element modeling」の共著者として受賞しました。 また、佐藤智美首席研究員が、2017年度日本建築学会賞(論文)を「強震観測記録に基づく巨大地震の広帯域強震動の再現・予測に関する研究」で受賞しました。

活断層巡検

2017年10月に、熊本県にて活断層巡検を行いました。2016年熊本地震(MJ7.3)の震源となった布田川・日奈久断層帯を中心に地形観察を行い、 九州周辺のテクトニクスを始めとして、断層帯と阿蘇カルデラ(阿蘇山)との関係、両者による周辺地形の形成過程等について、専門家の解説を聞きながら学習し、 議論を行いました。
今回、震災の傷跡が色濃く残る場所へ赴いたことで、研究者として地震工学に取り組み始めた頃の初心に立ち返り、今後の研究活動や対外発表に改めて邁進していく所存です。 最後になりますが、地震被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。