弊社では新規分野への取り組みとして、2018年度から洋上風力発電の耐震解析を行っています。そのため、耐震問題に限らず洋上風力の現状と今後の動向を知るため、長崎大学海洋イノベーション機構コーディネーターの織田洋一教授にご講演をお願いしました。
　織田先生は長年三井物産に勤務された後、2017年に三井物産戦略研究所から長崎大学に移られ、国の海洋再生可能エネルギー分野での委員会等にもご出席されています。ご講演は、3月26日、7月16日、10月26日の3回に渡り、海外における洋上風力発電の発展過程、大型化大規模化に向けての将来予想、日本における今後の展開等幅広い内容となりました。日本も二酸化炭素排出実質ゼロに向け、発電方式や産業構造を大きく変換する時期に来ており、大変参考になる内容であり活発な意見交換ができました。ちょうどコロナ禍に見舞われ、第2回目以降はオンラインにより実施することとなり、その意味でも時世を反映したご講演となりました。